2012年3月8日木曜日

私は将棋の木村14世名人のファンでサイン色紙がほしいんですけど、例えばいくらぐ...

私は将棋の木村14世名人のファンでサイン色紙がほしいんですけど、例えばいくらぐらいで入手できますか?また数的にはどれぐらいあるのでしょうか?


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木村義雄十四世名人の活躍された昭和初期には色紙にサインをするという文化はありません。



棋士は扇子に輝毫という署名と座右を毛筆で書かれる方が普通。これは高額な盤や駒の購入者や政治家・将棋連盟の後援者などに好意で贈られたりしました。現代でもタイトル戦ファンイベントの限定景品だったりします。





さて木村名人の輝毫ですが、

・「徐如林疾如風」



・「愈究而愈遠」

などが現存しています。前者は言うまでもなく孫子の一節。後者は「いよいよ究めれば、いよいよ遠し」の意です。





木村名人は関東を基盤に活躍されたため、戦前より将棋を愛好された方には直筆の扇子をお持ちの方も居るかもしれませんが、震災や空襲で失われた場合も多く例えあっても持ち主が手離さないでしょう。特に将棋連盟設立の経緯に分裂騒動があった当時はパトロンの思い入れと財布から出る金は比例してましたから余計です。





現代の将棋会館の販売コーナーなどに複製扇子なら適価であるかもしれませんから一度覗いてみたらどうですか?



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相当レアであることは確かですが時折見かけることはありますし、オクなんかに出てたりもします。



http://ps04.aucfan.com/aucview/yahoo/t212671561/



http://mainichi.jp/enta/shougi/ohshoblog/2010/03/post-501.html



http://pds.exblog.jp/pds/1/201104/10/65/f0236865_2131973.jpg



一番上のリンクでは「木村・花村の直筆色紙2枚」が25,000円で落札されてますが、これは相当ラッキーなんじゃないでしょうか。今なら木村名人一枚でもこの値段では手に入らないでしょうね。



また、一番下段のリンクの写真は、先の震災の義援金目的のチャリティで出品されたものだそうですが、残念ながら落札価格は不明です。

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