なぜプロの将棋の試合は地方の旅館でやるのですか?将棋会館など、東京でやればと思いますが、わざわざ地方までいくのは手間もかかります。
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補足への回答ですが、名人戦などは伝統と格式があり、それにふさわしい場所が求められるのだと思います。公民館や集会所では将棋という文化が価値の低いものと見られかねません。価値が下がればスポンサーも付かずプロの死活問題にさえなりうるように思いますし、スターはやはり次元が違うところに居てほしいと個人的には思います。
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タイトル戦の開催予定は2,3年先まで埋まっています。引く手あまたなのです。日本全国各地で回り持ち対局することは、将棋連盟、新聞社、ホテル、いずれにとっても利益のあることなのです。これらの団体はボランティアではなく営利企業ですから常に利潤を追い求めています。唯一迷惑するのが対局者です。彼らは羽沢ガーデンか福田屋か陣屋か銀波荘か箱根強羅か湯河原か熱海で指したいと思っているのですが、やむなく金主のご意向に従っているのです。将棋会館で指したいと思う棋士は一人もいないでしょう。
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補足のご意見に関しての見解です。
それは、言うなれば肉体労働と頭脳労働の違いでしょう。
誤解を恐れずに言えば、知的な生産物あるいは結果が
求められるか否か、という違いもあるように思います。
また、高級旅館と公民館という例えで比べるなら、
東京ドームと河川敷のグラウンド、
国立競技場と学校のグラウンド、
といったことを考えてみてください。
他の方の回答にもありましたが、
プロとしての格式を、と考えたときに、
石ころだらけの粗末なグラウンドでは、
最高のパフォーマンスを発揮してファンを感動させ、
憧れられるようなプレイをすることは難しいでしょう。
また、ファンサービスという観点で見ても、
いちおうきちっとした座席が用意されている球場と、
申し訳程度のベンチくらいしかないところ、
突然の雨風を多少なりともしのげる場所があるかないか、
といった設備面などを考えれば、
一流のプロの試合はそれなりにファンにとっても条件がよいところで
行われている、と感じます。
整った環境なら観客を入れるキャパシティも大きく、
一度により多くのファンに見てもらえる、ということで、
その意味でも、街中の公民館や道場などは不利ですね。
野外のスポーツと室内競技をもとより同列では語れませんが、
そういうイメージで理解できませんか。
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九州に住んでいますがタイトル戦とかで
プロ棋士が来るとなるとそれは大変嬉しくて
都合がつけば隣県までは足を伸ばしています。
やはり地方在中者にとってはプロ棋士と触れ合う機会が
少ないので、地方のファンにとっては地方開催は
楽しみにしてるんじゃないでしょうか?
確かに手間も時間もかかってプロ棋士達は大変かと思いますが
ファンの為(もちろん主催者側の都合もありますが)来て欲しいもんです。
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主催者である、新聞社の販促(販売促進)
のためということになっています。
追記:自分は北海道出身ですが、
名人戦の大盤解説会を見に行ったことがあります。
昭和62年 第45期名人戦第5局 中原‐米長戦
です。対局終了後、感想戦をほんの少しだけ
見ることが出来ましたが、感動しましたね。
aeroporikonさん
羽沢ガーデンや福田屋はもうないですよ。
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